プロゴルファー石川遼(17=パナソニック)も仰天の“コース爆破事件”が起こった。27日開幕の男子ツアー「カシオワールドオープン」会場となる高知・Kochi黒潮CC(安芸郡芸西村)で18日夜、クラブハウス出入り口の強化ガラスが何者かに壊された。現場に爆発物の部品らしき物が落ちており、安芸署が建造物損壊容疑で調べている。同CCは警備を強化、厳戒態勢に入ったが、来週出場を予定するコースでの騒動に石川は19日、「心配ですね」と不安を隠せなかった。
人気女子プロ古閑の“求愛騒動”から一夜明け、石川の耳に深刻なニュースが届いた。20日開幕のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)のプロアマ戦に出場後、次週のツアー会場で“爆破事件”が起こったと知り、「えっ?
そうなんですか?」と驚き「心配ですね…」と表情を曇らせた。
“爆破事件”は18日夜に起こった。同日午後10時40分ごろ、高知・芸西村のKochi黒潮CCで、異常を知らせる通報が警備会社に入った。安芸署によると同11時6分ごろ、警備員から「ガラスが割られている」と110番通報があり、同11時26分ごろ、同署のパトカーと捜査車両の2台、同署員4人が到着。周辺に民家もない暗闇だけに、当初はツルハシのようなものでたたき割られたとみられたが、ゴルフ場従業員が照明をつけたところ、異常が見つかった。
現場付近に爆発物の部品らしき物が散乱。クラブハウス出入り口の厚さ約1・2センチの強化ガラス(約2・5メートル四方)2枚と、続くロビーの厚さ約1・2センチのはめ込みガラス(幅約4メートル、高さ約2・5メートル)2枚が割れ、ガラスの破片には黒いすすが付いていた。天井にも穴があいていた。当時コースは無人でけが人はいなかったが、同署は爆破事件の可能性も含め、悪質な嫌がらせとみて建造物損壊容疑で調べている。
コース関係者は「ただただ、ビックリした。トーナメントのことが心配だ。今回のことで脅迫などはなかった」と話した。同ゴルフ場は夜間は機械警備で、外気が入ると警備会社に連絡が入る仕組みだったが、今年は注目の石川が大会初出場する予定でもあり、早速、警備強化のため夜間も出入り口や場内に警備員を配置することを決めた。
ツアー終盤のトーナメント開催コースでの“爆発事件”に、日本ゴルフツアー機構の山中博史専務理事(45)も危機感を募らせる。「ありとあらゆる安全策を講じないと」として、警備員増強や入り口での金属探知機導入、セキュリティー強化などの検討に入った。
同CCでは06年11月のカシオワールド開催の際、街宣車騒ぎがあった。当時は天才少女ミシェル・ウィーの男子大会登場で世間の注目を集めていた。安芸署は「無事にトーナメントが開催されるよう、ゴルフ場周辺の警備を強化する」と話している。

