人気上昇中だった女子ゴルフ界にも不景気風が吹き始めた。アコーディア・ゴルフレディスとベルーナレディース杯が、今季限りで消滅することが1日、分かった。フィランソロピー・プレーヤーズ選手権を主催するカゴメの撤退も内定。日本女子プロゴルフ協会ではスポンサー企業の勧誘に全力で取り組んでいるが、景気後退のあおりを受け交渉は難航しており、来季は今季から3試合減の34試合になる可能性が出てきた。
劇的な古閑の逆転女王誕生という明るい話題から一転、人気上昇中の女子ゴルフ界がシビアな状況になっていることが判明した。アコーディア・ゴルフレディスと、ベルーナレディース杯が今季限りで消滅。カゴメフィランソロピー・プレーヤーズ選手権のメーンスポンサー「カゴメ」の撤退も内定していることが分かった。
アコーディア・ゴルフは、米国の投資銀行ゴールドマン・サックスの傘下企業。同社はサブプライムローン問題の被害が少ないと言われているが、ツアー撤退との関連性は否定できない。カタログ通販を扱うベルーナは7月、特定商取引法違反で経済産業省から6カ月間の業務停止命令を受けており、その影響が大きい。カゴメの撤退も経費削減の一環と見られる。
女子ツアーは一時、人気低迷に陥り、03年には年間30試合まで減少した。しかし、日本女子プロゴルフ協会の樋口久子会長らがスポンサー獲得に奔走。宮里や横峯、上田ら若手が続々と台頭したこともあり今季は37試合まで増加していた。
協会幹部は「16日の来季日程発表までに、新たなスポンサーを探したい」と話しているが、厳しい状況だ。最終戦の古閑の劇的ドラマに感化され複数の企業がスポンサーに名乗りをあげる可能性もあるが、このままだと来季は3試合減り34試合になる。さらに、下部のステップアップツアーも今季14試合中5試合のスポンサーが撤退する見込み。女子ゴルフ界にも、不景気の波がジワリと押し寄せてきた。

