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遼クンに人生の手本「王さんみたいに」

日本プロスポーツ大賞で石川(左から2人目)は白鵬(右)らと記念撮影
日本プロスポーツ大賞で石川(左から2人目)は白鵬(右)らと記念撮影

 史上最年少で日本プロスポーツ大賞を獲得した男子ゴルフの石川遼(17=パナソニック)が25日、同賞の表彰で、各界の著名人から刺激を受けた。首相官邸では、支持率低迷にあえぐ麻生太郎首相に「一流から超一流になれ」と助言されて、発奮。都内ホテルの表彰式ではプロ野球のソフトバンク王貞治最高顧問(68)中央競馬の新星・三浦皇成騎手(19)らと交流。見習うべき点を見いだし、貪欲(どんよく)に吸収していた。

 17歳の石川は「緊張の1日」を、しっかりと将来の肥やしにしていた。午前に首相官邸で麻生太郎首相から大賞の内閣総理大臣賞を授与された。自身が使用していたパターをプレゼント。首相から「一流から超一流を目指すには努力もライバルも必要だ」と激励された。この言葉に初心を思い出したという。

 石川 (一流と)初めて言われて新鮮だった。自分では三流と思っているので、練習を続けていけば、いつか一流になれると思う。ゴルフを始めたころの気持ちも、上達してきたころの気持ちも忘れずに練習していきたい。

 午後の表彰式でも収穫があった。あの王貞治氏が自分のような若手にも丁寧な言葉であいさつしてくれたことに感激。頂点を極めた男のおごりのない態度に、人生のお手本を見つけた気持ちになった。

 石川 僕も何十年たっても王さんみたいな態度で人と接したい。

 最高新人賞に選ばれた三浦騎手とは初対面だったが、年が近いこともあり言葉を交わした。「三浦騎手の妹さんがゴルフをしていて、ボクの妹ともプレーしたことがあるそうです」。一方で壇上のあいさつで周囲のスタッフへの謝意を落ち着いて話す姿に感心した。

 石川 (自分は)考えてきた言葉が全部消えてしまって、とぎれとぎれになってしまった。騎手には誠実さや、落ち着きが必要なんだなと思った。

 オフ期間は学業も並行しながらの調整になるが、「オフはない。チャンスをできるだけものにできるように、いつ試合になってもいいように調整したい」。どんなものでも吸収する17歳は、貪欲な向上心で09年も飛躍を続ける。【来田岳彦】

 [2008年12月26日8時48分 紙面から]


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