<女子ゴルフ:サロンパス杯>◇最終日◇10日◇茨城GC西C(6553ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)
諸見里しのぶ(22=ダイキン工業)が、史上2番目の若さで、07年の日本女子オープンに続く国内メジャー2勝目を挙げた。首位でスタートして6バーディー、3ボギーの69で回り、通算13アンダーの275。猛追した昨季の米女子ツアー賞金ランク2位のポーラ・クリーマー(22=米国)らに1打差まで迫られながらツアー4勝目を挙げ、7月30日開幕の全英女子オープンの出場に向けて前進。「母の日」の勝利に気をよくし、将来の「ママさんゴルファー」宣言も飛び出した。
18番グリーンで優勝インタビューを受けた諸見里は母敬子さん(60)に思いをはせた。「悪いことをすると怒ってくれる。頑張った時は褒めてくれる。つらいときは見守ってくれる。私も母みたいになりたい」。笑顔で、「母の日」を意識して前夜から考えていたという言葉を口にした。
薄氷の勝利だった。同組の福嶋、全美貞に1打差に迫られ迎えた18番パー4。追走する2人のチップインバーディーを狙った第3打がカップを外れるのを見て、やっと勝利を確信した。後半、ショットを乱して苦戦したが、「ミスを引きずらない、という点ではこれまでより強くなったと思う」。最近読んだ本の「ネガティブな人間に運は訪れない」という一節が気に入り、意識を変えたという。
2年後の米ツアー再挑戦を見据え、シーズン前に都内の「浅草橋パフォーマンス」に入会した。JリーグG大阪の元日本代表DF山口智(31)らと肉体強化に励み、アスリートとしての意識も磨く。ラウンド中には取り入れたばかりの15種あるというストレッチを繰り返した。この1勝で今季賞金ランクは2位に浮上し、「毎年ずっと出たいと思っていた」という7月30日開幕の全英女子オープンの出場に前進。「どれだけ自分が変わったか試したい」と声をはずませた。
「母の日」にちなんだ新たな目標も公言した。「お母さんゴルファーで頑張っている先輩たちを見てるとすごく格好いい。母であり、プロゴルファーであり、強い母親でありたい!」。元賞金女王塩谷育代(46)のようなママさんゴルファーを目指して肝心のお相手は…。「彼氏はいません。できれば新聞で募集してください!
できたら、ジャニーズ系でお願いします。うそ!、うそ!」と、照れ笑いを浮かべた。【阿部健吾】

