<女子ゴルフ:中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン>◇2日目◇23日◇愛知・中京GC石野C(6421ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 「ギャル友」に救われた~。大物新人の金田久美子(19=レプロエンタテインメント)が73で回って通算2アンダーの142、首位と4打差の4位と逆転圏に踏みとどまった。疲労がたまった後半は右足がつるハプニングに見舞われたが、茶髪に金髪にTシャツ、ジーンズ、サンダル姿で応援に来た友人4人に励まされて、粘りを見せた。

 持つべきものは、やっぱり「友」だ。6番でダブルボギーをたたいたショックをぬぐいきれずに迎えた8番パー4。ゴルフ場に似あうとはいえない女性グループの姿が、金田の視界に入ってきた。

 自分と同じように茶色や金色に髪を染め、ゴルファーとはほど遠いTシャツ、ジーンズ姿。靴はスパイクではなく、なんとサンダル…。2日目では今季初めて1万人を超えた大ギャラリーに交じっても、よく目立つ異色の女性4人組こそ、19歳の金田の「ギャル友」だった。

 「力になりますね。自分のことを知っているし、安心感がかなりある」。初日は他の友人が観戦予定だったが、急きょキャンセル。「『インフルエンザに感染したから』って、ワケ分からない言い訳された」と残念がっていただけに、金田にとっては待望の応援団だった。

 見た目通り?

 ギャル友はゴルフのことなんて分からない。本当はパーなのに「ナイスバーディー!」。バーディーパットを外しても「ナイスバーディー!」。そんな応援でも、金田にはうれしかった。「『バーディーじゃなくパーだよ』って言ったら『あっ、ごめん』『頑張って』って言ってくれた。笑えるし、いいですね」。13番のティーショット後、右ふくらはぎがつるハプニングに見舞われたが、最後まで歩いてくれた友の前で踏ん張った。73でこらえた1日に「よく我慢したと思います」と笑顔で胸を張った。

 後半に首位三塚が崩れ、一時は7打差まで広がっていた差は4打差まで詰まった。最終日は史上5人目の「10代V」もかかる。「そんな無理な差でもないと思う。明日は自分が伸ばしたい」。“ギャルファー”金田は、あきらめずに攻めていくつもりだ。【木村有三】