日本女子ゴルフツアーの元賞金女王、服部道子(40=三共生興)が、都内の大学病院に勤務する30代医師と年内に結婚することが4日、分かった。服部はこの日、5日開幕のリゾートトラストレディス(滋賀・ザ・CC)のプロアマ戦に参加後「年内に結婚するのか」という問いに「そうですね」と認めた。

 元祖天才少女ゴルファーに“春”が来た。84年日本女子アマを当時最年少記録の15歳9カ月で優勝。全米女子アマ優勝の実績を引っさげ、91年にプロ入りした際はゴルフ界の枠を超えた「道子フィーバー」を巻き起こした。そんな服部が、私生活でも幸せをつかんだ。お相手は、亡き父弘道さんと同じ医師。出会いや交際期間については「こんなこと初めてなので、どう答えたらいいんでしょう…。でも、一般の人なのですみません」と明かすことを拒んだ。それでも、結婚後の現役活動については「将来のことなので、相手とよく相談して決めたい」と慎重に話し「時期が来ればきっちり発表して、報告させてもらいます」と、幸せそうに笑った。

 98年に賞金女王に輝いた服部も、今季女子賞金シード選手では41歳の斉藤に次ぐ2番目の年長者。05年スタジオアリス以来優勝から遠ざかっているが、私生活の幸せを発奮材料に、もうひと花咲かせるつもりだ。