<女子ゴルフ:ニチレイPGMレディス>◇初日◇19日◇茨城・美浦GC(6402ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
08年プロテストをトップタイで合格した新井麻衣(20=スタンレー電気)が、自己ベストタイとなる5アンダー67で、首位発進した。ニューヒロイン候補誕生を予感させるはつらつプレーで5バーディー、ボギーなし。ツアーで首位に立つのは、アマチュア時代の07年スタンレーレディス初日以来だ。新井とプロ同期生の森田理香子(19)と、有村智恵(21)が首位に並んだ。
163センチ、60キロの体を包む黒のシャツに黒のミニスカートがよく似合う。健康的なお色気を漂わせて新井が飛び出した。イン10番スタートでバーディー発進すると、16番パー4ではグリーン左バンカーからの第3打を直接カップに放り込んで、波に乗った。「ボギーなかったのですごく満足している」と白い歯を見せた。
今年からモチベーションを高めるため、6バーディーを目標にしている。その理由は「パー5で4個取って、あと2個取らないといけない。どこで取ろうかなと思うとわくわくする」。目標には1個足りずに残念がったが、気分は満点ラウンド。前半の途中で速報ボードの一番上に自分の名前があるのを見て「このまま勝ちたいと思った」。
昨年のプロテストを黄アルムと並んでトップ合格した。満を持して臨んだ今季はケガに泣いた。開幕戦のダイキンオーキッド初日の最終ホールでギャラリーロープにつまずいて転倒し、左ひざ内側じん帯を損傷した。ツアー復帰するのに2カ月要した。治療中は趣味の料理、映画鑑賞、ピアノで悔しさを紛らわせた。ゴルフトーナメントの結果を見るのが怖くて、目を背けていたという。
「この先、ゴルフができなくなったらどうしようかとか、同世代に置いていかれるようで見えない不安ばかりに囲まれていた」。だから今は、ゴルフが再びできる喜びが体を突き動かしている。前週のサントリーレディスでは3日目に宮里藍と同組。「間の取り方や集中力、メンタル面の切り替えなど勉強になった」と話す。今季の目標はまず1勝することと年間平均ストロークを72・0にすることだ。【三角和男】

