<女子ゴルフ:ニチレイPGMレディス>◇2日目◇20日◇茨城・美浦GC(6402ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
昨季賞金女王の古閑美保(26=キリンビール)が通算5アンダーの139で、首位と3打差の3位に浮上した。ショットはばらついたが、要所でパットを決めて5バーディー、3ボギーの70とスコアを2つ伸ばし、今季初勝利を視界にとらえた。今季初の最終日最終組で、通算8アンダーで単独首位の横峯さくら(23)と対決する。
古閑は15番パー3で第1打をダフり、30ヤードも残してボギー。最終18番パー5ではフェアウエーからの第2打を大きく左に曲げて、この日3つ目のボギーをたたいた。ショットはばらつく。それでもスコアを2つ伸ばした。苦笑交じりに「たまに良いショットが出た時にバーディーパットが決まってくれた。だから、この位置にいられている」と、運を強調した。
左手首を痛めた影響でこの3週間、打ち込みが不足している。打っても1日20~30球程度。「私は元々が感覚でやるタイプだが、少しは練習しないと」と話す。痛みは18ホールを終えた時に少し張りを感じる程度で、ラウンド後の全身マッサージで快方に向かっている。父宏二郎氏は「自分でいいと思ったら、やる。ダメだと思ったら、やめる。全部、自分で考えなさい」と言うだけだ。
首位の横峯とは3打差。「彼女は崩れないでしょうね。調子も良さそうだし」と言うが、あきらめてはいない。「1回でも2回でも曲がる回数が減ってくれれば。パットとかみ合えばガンガンいける。そう神頼みしたい」と笑った。昨季4勝で賞金女王になったが、そのうち2勝は逆転勝ち。特に最終戦のLPGAツアー選手権リコー杯は3打差6位からひっくり返すなど、「ガンガンいける」ときの古閑は強い。
最終日の21日は父の日。「しばらく優勝争いから遠ざかっているので、この位置ならテレビにも映るだろうし、喜んでくれるんじゃないかな」と言う。感覚とノリで勝負に出る。【三角和男】

