俳優石田純一(55)と結婚を前提にした真剣交際が明らかになったプロゴルファーの東尾理子(33)が15日、「常にポジティブな言葉をかけてくれ、支えになっている」と、石田が今年に入って特別な存在になったことを認めた。女子ツアーのスタンレーレディス(17日開幕、静岡・東名CC)の練習ラウンド後、会見依頼に応じ、終始笑顔。言葉の端々に22歳という年の差を乗り越えて、恋する女性の喜びをうかがわせた。

 クラブハウス前に並んだテレビカメラは5台。ワイドショーを含め、約40人の報道陣が詰め掛けた。プロが技を競うゴルフ場では異質な光景にも、東尾は丁寧に答えた。石田の存在を「成績が悪くても『頑張ってるんだから』とポジティブな言葉をかけてくれるので、とてもありがたく思っています。勉強にもなります」。結婚については「まだ交際しているだけなので」と言葉を濁したものの「真剣に交際させていただいてます」と話した。

 会見のハイライトは「お父さんは?」の質問に対する返答だった。父修氏が年齢を考え、一般論として「早く結婚してほしい」「孫が欲しい」と言っていることを周囲から聞いていたという。だから「(今回のことを)喜んでもらえたらいいですね。石田さんが特別な存在になったのは今年に入ってから。私も年が年なので」と、結婚を前提にした交際であることを明かした形になった。

 この日は自身のブログに「彼氏ができました」というタイトルで、今の心境をつづってからコース入り。馬場ゆかりから早速「おめでとう」の声が飛んだ。「おめでとうじゃないよ」と返したが、顔は笑っていた。会見の設定に1度は戸惑った。石田より先に自分が話すのはどうか、という配慮からだった。今大会出場は主催者推薦。16日は東尾も参加するプロアマ戦が行われ、プライベートなことで迷惑をかけたくないという気持ちから、この日の会見に踏み切った。

 2人は4年前のテレビ番組共演をきっかけに交流を深め、交際に発展した。ゴルフの方は06年2月に左肩腱板(けんばん)を痛めてから低迷している。「自分が満足するプレーをしたい」と力を込めた。