<女子ゴルフ:SANKYOレディース>◇初日◇9日◇群馬・赤城CC(6462ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)
トップ選手たちが、高難度のグリーンに悲鳴を上げた。硬く速い上にピン位置が厳しく、「(前週の公式戦)日本女子オープン以上に難しい」との声が続出。出場選手全体での3パットは前週初日の3倍以上で、4パットをたたいた選手も2人いた。米ツアーで賞金女王争いをする宮里藍(24)でさえ3パット2回などで、2オーバー74での21位と出遅れ。日本選手がグリーンに苦しむ中、賞金ランク4位の全美貞(韓国)が6バーディー、ノーボギーの66で首位発進した。
日本のトップ選手が次々とグリーン上で天を仰ぎ、首をかしげた。米ツアーでもまれてきた宮里も2回の3パット。17番では2メートルのバーディーパットを外すと、返しのパーパットもカップに嫌われた。「マウンドの傾斜など、『ここにピンを切ってくるか』という感じでした」と苦笑いだ。
台風一過の晴天でグリーンは乾き、硬くなった。高速グリーンに厳しいピン位置が追い打ちを掛ける。71で5位の有村は「1歩間違えれば、何メートルもオーバーしていた」と振り返り、同じく5位の古閑も「日本女子オープンより難しい。ピン位置はえぐかったですね」と続けた。
前週の日本女子オープン初日は、出場119人全体で3パットが45回。この日はその3倍以上の155(出場104人)だ。前週初日は0だった4パットもこの日は2選手が記録した。日本女子プロゴルフ協会の小林洋子ツアーディレクターは「例年なら公式戦の翌週は『一休み』となるが、今年(本大会)は10回記念大会。宮里藍選手も含めトップが集結したので、真の勇者を決めたい」と厳しい設定の理由を説明した。
首位の全がただ1人のノーボギー、2位に3打差と独走態勢を整えつつある。前週の日本女子オープンも韓国の宋ボベに優勝をさらわれただけに、日本のトップたちもこのままでは終われない。宮里は「警戒しながら、攻めるべき時は攻めたい」と、意地を見せるつもりだ。【田口潤】


