<女子ゴルフ:富士通レディース>◇初日◇16日◇千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6588ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)
宮里藍(24=サントリー)が、自身3度目の2週連続優勝へ好発進した。前半はパットに苦しんだが、後半は4バーディーと盛り返し、3アンダー69で、首位と1打差の3位につけた。米ツアーから一時帰国して3週目で、この試合の後、再び米ツアーに戻る。米国では味わえないカレーや焼き鳥など“日本の味”が活力源になっているという。馬場ゆかり(26)とツアー未勝利の新坂上(しんさかうえ)ゆう子(32)が68で首位に並んだ。
帰国後2戦の初日は出遅れていた宮里が、初日から「藍ちゃんチャージ」を披露した。前半は5番で短いバーディーパットを外すなどパットに苦しんで1ボギーで折り返した。しかし、後半に入って10番のバーディーで流れをつかむと、11、13番はともに6メートル、14番は12メートルをねじ込んで一気に3位まで浮上した。前週SANKYOレディースと同様、グリーンは硬く、速い。「難しいピン位置の中、後半に伸ばせたことが大きい」と、粘りのゴルフを満足そうに振り返った。
9月下旬に帰国し、日本滞在は3週目を迎える。オフ期間以来となる長期滞在中の楽しみの1つは食事。「焼き鳥とか居酒屋メニューが好き。うどん、そばもいいですね。米国では極端に甘かったりするから」。初日の前夜はキャディーの英国人ミック・シーボーン氏(43)と、宿泊ホテルそばの「カレーハウスCoCo壱番屋」に出掛けたという。ほうれん草カレー(630円)にチーズをトッピング(180円)してパクリ。今季約145万ドルを稼ぎ、賞金女王を争う選手にしては庶民的な夕食。「日本の味」はリラックス効果を生み出すようだ。
米ツアーでも初日はスコアが伸びず、2日目以降に盛り返すパターンが多い。帰国後も、2週前の日本女子オープンは40位、優勝した前週も21位。1打差3位発進と気分はいいはずだが「1日、1日を切り離してプレーすることが大事」。そのスキのなさが、4年ぶりとなる国内2週連続優勝を予感させた。【田口潤】

