女子プロゴルファーの横峯さくら(23=エプソン)が児童養護施設の運営に携わることが26日、分かった。参院議員で父の良郎氏(49)が社長を務め、横峯も社員登録している有限会社「さくら」では、既に施設開設のための建物を京都府南丹市内に確保。身寄りがないなどの事情がある児童ら50人に“衣食住”を無料提供する施設を、来年4月に開設する。横峯はツアーで稼いだ賞金で運営費を援助する意向だ。
横峯がゴルフで稼いだ賞金で運営する児童養護施設が来年4月、京都府南丹市内に開設されることになった。運営自体は、父良郎氏が社長を務める有限会社「さくら」が行う。同社の社員でもある横峯は資金面の援助と、コーチとして子供らのゴルフ指導を請け負う予定。「勇気づけられればいいですね」と、全面的にサポートしていく考えを示した。
横峯家では05年に地元鹿児島に「さくらゴルフアカデミー」を開設し、今年1月には山形県内にもジュニア育成スクールを開校するなど、子供がゴルフできる場を提供してきた。今回の施設はゴルフとは関係なく、親を亡くしたり、あるいは母子家庭で生活が苦しいなどの事情がある子供らの支援が大きな目的だ。「施設に入れない子もたくさんいると聞いている。そんな子供のために、衣食住を無償で提供したい」と、関係者は話した。
既に施設用の建物と用地は確保している。施設から約1キロ地点にあるクラウンヒルズ京都GCと提携することも決定した。同GCのオーナーは、良郎氏とも親交があるサッカー元日本代表の釜本邦茂氏で、横峯家の考えを理解している。ゴルフをしたい子供には、コース内で練習する場を与えるつもりだ。
児童養護施設には公立の施設もあるが、今回開設するのは、有限会社「さくら」によるもの。初年度は定員50人になる見込みで、運営費は横峯が稼ぐ賞金のほか、趣旨に賛同する地元企業の協賛金も充てられるという。
横峯は今季、諸見里と賞金女王を争っており、現在約2050万円差のランク2位。来春に集まってくる子供のためにも、ツアー残り5試合で逆転女王を目指していく。


