<男子ゴルフ:レクサス選手権>◇3日目◇7日◇茨城・大利根CC(7011ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
丸山茂樹(40=フリー)が、日本ツアーでは99年ブリヂストン・オープン以来となる優勝へ、大きなチャンスを迎えた。4バーディー、1ボギーの68で回って通算11アンダー202で、金庚泰(韓国)とともに首位に並んだ。第1打でフォロースルーを抑えて低い球を打つ「スティンガー」を多用し、方向性が安定、好スコアにつなげた。石川遼(18)ら賞金ランク上位3人が不在の大会を、最後まで盛り上げるつもりだ。
前日までは第1打の不安を小技でカバーしてきた丸山茂だが、この日はティーショットの安定感が光った。パー3を除く14ホールでフェアウエー外しは3回だけで、「こんなに真っすぐ飛ぶのは久しぶり」と丸ちゃんスマイルも出た。スタート前に、父護さんから受けた「気持ちよく振れないなら、スティンガーを多めにしたらどうだ」という助言が効いた。
スティンガーはいわゆるパンチショットのように、フォローを肩の高さ前後に抑え、低く強い球を打つことで、風対策などに用いられる。これを第1打に導入して成功した。方向性に加えて、当たりがよくなった分、ランで距離も稼げた。難ホールの10番や14番は3番ウッドで打ちながら、前日にドライバーで打った距離とほとんど変わらなかったという。
勝てば日本では10年ぶり、米ツアーを含めても03年クライスラー・クラシック以来の勝利となる。周囲の期待について「ひしひし感じている。応えられるようにしたい」。ライバルの金は23歳、最終日を首位で迎えるのは初めてだ。「3アンダー(68)ならいけるのでは。今日と同じゴルフができれば」。米ツアーで9年戦った貫禄(かんろく)を見せたいところだ。【岡田美奈】

