<米女子ゴルフ:ツアー選手権>◇最終日◇23日◇米テキサス州リッチモンド、ヒューストニアンGCC(パー72)

 宮里藍(24=サントリー)が今季13度目のトップ10入りとなる8位で最終戦を終えた。前日未消化の第2ラウンド(R)残り9ホールで首位と5打差の14位につけ、続く最終Rは6バーディー、3ボギーの69で回り、通算6アンダー210。7月エビアンマスターズで米ツアー初優勝、出場22戦で予選落ちなしの充実した1年を締めくくった。今季賞金総額は約150万ドル(約1億3500万円)に達し、最終ランクは3位。アンナ・ノードクイスト(スウェーデン)が通算13アンダーで今季2勝目を挙げた。

 初優勝、賞金女王争い、確かな足跡を残した米ツアーでの宮里の1年が終わった。「良い最終戦になった。今年は思い残すことはない」。最終日に追い上げて8位での終幕。心身を充実感が貫いていた。

 7月エビアンマスターズで初優勝。トップ10入りは13回を数え、22戦予選落ちなし。87年岡本綾子以来、日本人2人目の賞金女王こそならなかったが「4年目にして自分のスタイルを見つけた」と胸を張った。それは飛距離や正確性ではなく、直前のプレーを引きずらない瞬間の集中力。「本当に1打1打を切り離して考えられる。他の人に影響されない軸ができた。それを意識してやれば来年も結果はついてくる」と確信していた。

 この日もその「宮里スタイル」は健在。最終ラウンド9番でボギーとし、優勝争いから後退したが、気持ちは切れない。直後の10番で6メートルのバーディーパットを沈めてみせた。

 飛躍の1年を終え、来季以降への新たな目標も見えてきた。「賞金女王を目指していけば、必然的にメジャーチャンピオンにも近くなれる。最終的にそこを目指していく」。米国での戦いは終えたが、日本では26日開幕のLPGAツアー選手権が待つ。宮崎到着は25日夜で、ぶっつけ本番になるが「世界中どこへ行ってもやることは同じ。それをやるだけ」と力強かった。