<男子ゴルフ:日本シリーズJT杯>◇初日◇3日◇東京よみうりCC(7016ヤード、パー70)◇賞金総額1億3000万円(優勝4000万円)
池田勇太(23=フリー)は、寒さに満身創痍(そうい)の体を痛めつけられた。正午の気温が8・7度、雨も降る中で、右手と腰の痛みは増すばかり。グリーンではラインを読むためにしゃがめず、後半はスイングのフィニッシュも崩れ、プロ転向後自己ワースト記録の8オーバー。「ひどいラウンドだったね。ほんとに寒かったし、つらかった」と落胆を隠せなかった。
1番から出て、2番パー3でいきなり試練が襲った。第1打はグリーン右バンカーを直撃。「すごい目玉だった。手がしびれた」というショットは、グリーンに届かず、ラフどまりでダブルボギー。さらに6番ティーグラウンドでは、3組が詰まる状態で10分以上待機させられ、体が冷える不運もあった。
賞金ランク1位の石川との同組決戦が期待された初日。「ちょっと僕がああいう流れだから(同組の小田)孔明さん、遼にも悪いことをした」と申し訳なさそうに話した。首位とは9打差あるが、今大会の過去の逆転優勝は、初日8打差まで。「何が起きるかわからない。明日からまた頑張ればいい」と気丈だったが、逆転賞金王には優勝しかない中、厳しすぎる状況に追い込まれた。【阿部健吾】

