<女子ツアー:リゾートトラストレディス>◇初日◇4日◇長野・グランディ軽井沢GC(6458ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)
不振にあえいでいた原江里菜(22=マスターカード)が、25ラウンドぶりのアンダーパーに涙を流した。今季2度目のアンダーパーとなる67をマークして2位につけた。ショットの不調などで、今季12戦中9試合で予選落ちと苦境が続いていただけに、久しぶりの好スコアに会見で涙を浮かべた。
今季の苦しさが思い出されたのだろう。会見で「お帰りなさい」と切り出された原は、しばらく声が出ず、目に涙をあふれさせた。14番まで7バーディー。終盤「久々のスコアに、正直しびれた」と2ボギーをたたいたが、25ラウンドぶりのアンダーパー、1年半、58ラウンドぶりの60台につなげた。
今季12試合で予選通過はわずか3試合。4月のヤマハレディス初日に87をたたくなど苦しんだ。「イライラしている自分に神経を使ったり、悪くても平気な自分がいた」という。すれ違う人へのあいさつを心がけ「自然と下を向かなくなる」と、落ち込む自分を励ました。東北高の先輩、宮里藍のアドバイスで、その日の思いをつづるノートもつけ始めた。
08年8月に日本人最高の21アンダーで初優勝したNEC軽井沢72のビデオを見て「悪いところ(ショット)を直そうとして、いいところ(パット)を磨いていなかった」と気づき、今大会は得意のパット練習を多くして臨んだ。今季4本目に巡り合ったドライバーが「自分のタイミングにあった」のも功を奏した。
「明日はどうなるか分からない。あまり自分に期待しないで、1打に集中したい」という。最終組、高校の同級生有村とのラウンドは、真の復活へのバロメーターにもなる。【赤坂厚】

