16日開幕のスタンレーレディスでツアーに約2カ月ぶりに復帰する三塚優子(25=フリー)が13日、会場の東名CCで会見を行った。5月のサロンパス杯で、遅延プレーの罰を不服として途中棄権。周囲に迷惑をかけた反省から、出場を2カ月間自粛し、日本ツアー8試合の出場を辞退していた。

 会見の冒頭で「大変なご迷惑をおかけしたことを、あらためて深くおわびします」と頭を下げ、5月末に神奈川県の総持寺で座禅修行を行ったことを明かした。「気持ちを1度クリアにしようと思いました」。80分間、足先が青くなるまで続けた。「住職にも今まではゴルフだけの世界で生きてきたけど、違う視点からお話をいただいて、考え方のバリエーションが増えた」と話した。児童養護施設も訪問したという。

 2カ月の間は大好きなゲーム、マンガを絶ち、ツアーもテレビで見る間もないほど練習に打ち込んだ。栃木県内のゴルフ場で合宿生活を送り、毎日8時間以上。プレー時間短縮のため、パッティングのルーティンも変えた。「1打で20秒以上短くなりました。自分の居場所に戻った?

 そうですね。目指すのは優勝です」と背筋を伸ばした。【阿部健吾】