日本女子ツアーの開幕戦ダイキンオーキッドレディスが明日4日、沖縄・琉球GC(6439ヤード、パー72)で初日を迎える。小学生アマの新垣比菜(うるま市立兼原小6年)はツアー史上2番目となる「12歳74日」で出場。宮里藍ら多くのトッププロを輩出した“沖縄ジュニア界”の新星が、金田久美子(21)の持つ史上最年少予選通過記録「12歳298日」の更新に挑む。
金田の「11歳347日」に次ぐツアー史上2番目の年少出場となる新垣は「12歳75日」で、金田のツアー史上最年少予選通過「12歳298日」の更新に挑戦する。しかし、快挙を狙うにしては、驚くほど無垢(むく)。2日連続の練習ラウンドを終え、初体験のプロ設定コースの印象を「“ひもみたいなもの”が張ってあった」と語った。観戦エリアを区切る「ローピング」のことである。
金田は8歳で世界ジュニアを制した実績などから「天才少女」と呼ばれたが、新垣は違う。主な実績は昨年10月の全日本小学生トーナメント8位ぐらい。キャディーを務める父博昭さん(48)がゴルフ練習場に勤務していた関係で8歳からクラブを握った。小5から本格的に18ホールを回り始め、今大会のアマチュア予選は出場資格ギリギリ4位で通過した。
体重39キロのか細い体。しかも約2週間前、学校の体育館を掃除中に転んで、背中と右手首を痛めた。ショット練習ができず、ぶっつけ本番だ。「最初は予選通過が目標でしたが、今は予選2日を無事に回って、その結果、予選通過できたら…」
この日は父と同い年の塩谷、46歳の村井らベテランプロに手ほどきを受けながら、練習ラウンドでアウト9ホールを回った。何から何まで初体験。カラオケでは中島みゆきの「時代」「地上の星」とシブイ歌が好きな12歳が、無我夢中でプロの戦いに挑む。【加藤裕一】

