【エビアン(フランス)20日=塩畑大輔】宮里藍(26=サントリー)が思い出の大会をステップに、悲願のメジャー初制覇を目指す。欧、米女子ツアー共催のエビアン・マスターズが今日21日、仏エビアン・マスターズGCで開幕する。09年に米女子ツアー初Vを挙げた大会を前に宮里藍は「私にとって特別な試合」と相性の良さを強調した。

 今大会は13年からメジャーに昇格することもあり、今回は例年にないグリーンの速さに仕上げられた。練習ラウンドからパットに苦しむ選手が多かったが、宮里藍は「今まではホールによって、速さがまちまちだった。今回は速いけれど各ホールで一定で、とてもいい状態。面白い試合になるはず」と歓迎した。

 全米女子オープンでは6位と、今季日米通じて初のベスト10フィニッシュを果たした。「いい感触で、いろいろ整理がつきました」。今大会でさらに自信を深め、来週の今季海外メジャー最終戦、全英リコー女子オープンに万全で臨む。