女子プロゴルファー古閑美保(29=京セラミタ)が27日、今季限りの引退を電撃表明した。今回の決断理由に体力、精神面の限界を挙げ、かねて“公言”してきた「30歳までに引退」という初志を貫徹した格好だ。現状では11月18日開幕の大王製紙エリエールレディスが現役最終戦となる。【古閑美保アラカルト】

 ▼生まれ

 1982年(昭57)7月30日、熊本市生まれ。小4で少年野球チームに入り現ソフトバンクの馬原から本塁打を放った逸話も。

 ▼ゴルフ歴

 坂田塾1期生として10歳から始める。中2で日本ジュニア優勝。中3時の97年再春館レディースで予選通過し13位。アマ時代のツアー戦績は15試合出場で00年日本女子オープン9位が最高位。00年から清元登子に師事し01年米ツアー武富士クラシックでプロデビュー。

 ▼プロ戦績

 03年ヨネックスレディスで初優勝。08年は最終戦で優勝し大逆転で初の賞金女王に。ツアー通算12勝。生涯獲得賞金は5億6365万3238円(歴代15位)。

 ▼人気者

 ルックスと素直な言動でファンも多く、07年には初代ひざ女王にも輝く。08年4月にはプロ野球ロッテ(現・米ツインズ)西岡剛内野手とのデートを「フライデー」された。

 ▼サイズ

 167センチ、60キロ。