プロ野球の工藤公康投手(48)の長女遥加(18=フリー)が“男性用”クラブでプロデビュー戦のリベンジを目指す。プロ2戦目の富士通レディースは今日14日、千葉・東急セブンハンドレッドC西Cで開幕する。デビュー戦のニトリレディス(8月)で予選落ちした後、クラブの重量を10~20グラム重くした。13日の最終調整では新クラブに手ごたえを得た。

 父親譲りのパワーを生かすための作戦だ。デビュー戦で使用したクラブは軽すぎたため、手の力を使いすぎた。体の動きが先行してしまい、スイングのバランスが崩れた。今回はアイアンは20グラム、ウッドは10グラム増で男子並みの重量に変更。多いときは1日1000球を打ち込んで、スイングを固めてきた。今季最後のツアー出場。優勝ならその後1年間の出場権、3位以内に入れば、次戦の出場権を獲得できるが、現実的には来季ツアー出場権を懸けた11月の2次QT(予選会)が勝負。「どんどんバーディーを取りたい」と「男性用クラブ」で来季への勢いをつける。