今日18日開幕の大王製紙エリエールレディスで、元賞金女王・上田桃子(25=フリー)、昨年の大会優勝者・金ナリ(25=韓国)が17日、出場選手登録(レジストレーション)を忘れて、欠場となった。

 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)小林浩美会長と並んで、上田が大会主催者に頭を下げた。泣きながらの平謝り。その後はメディアの問い掛けを振り切るように、無言でコースを後にした。日本女子ツアーでは毎試合、大会開幕前日午後5時までに義務づけられている「出場選手登録」を忘れ、欠場になった。まさかの大失態だった。

 上田はこの日、大会開催コースの香川・エリエールGCでプロアマ戦に出場。パーティーにも出席し、午後4時過ぎまでコースにいた。ところが…。LPGAによると、同い年の諸見里しのぶが上田の“ミス”に気づき、急いで電話連絡をとったが、上田はすでにホテルに帰っていたという。急いでコースに引き返したものの、到着は同5時10分で間に合わなかった。

 今大会は07年に優勝して賞金女王を決めた思い出のトーナメント。今年は予選初日、今季で引退する古閑美保と同組の予定だった。

 この日、昨年大会優勝の金ナリも同ミスで欠場になった。今季、同ケースは7月スタンレーレディスのウェイ・ユンジェ、8月CATレディースの楊涛麗があるが同一大会で2人は極めて異例。LPGAでは「記憶にない」としている。【加藤裕一】