ゴルフ界の若大将がスポーツ界の「元祖若大将」のエールを受け、今季メジャー初戦で優勝を狙う。池田勇太(26=日清食品)は8日、10日に栃木・烏山城CCで開幕する日本プロ日清カップのPRのため、宇都宮清原球場でのプロ野球、巨人-DeNA戦を訪問。テレビ中継のゲストを務めただけでなく、試合前には巨人原辰徳監督(53)とも初対面した。

 ゴルフに造詣が深い原監督から「ゴルフの調子はどうなの?」「オレがキャディーしようか?」と気さくに声をかけられ、すぐに打ち解けた。池田は「今週勝ってよと言ってもらって、もういっちょ『勝つか』という気持ちが湧いてきたね。原さんもオレも若大将と呼ばれる縁に、あらためて感じるところもあったよ」とうなずいた。

 今大会はホストプロであるだけでなく、09年にプロ初勝利を挙げた縁のある一戦。学生時代には合宿で1日に2・5ラウンドをこなすなど、隅々まで知り尽くしたコースでもある。池田はこの日のプロアマ戦で「学生のころはもっと飛んだのになぁ。攻め方が違っちゃうよ」と言いつつ、スタートの1番から4連続バーディー。7アンダー65で回り、好調ぶりをみせつけた。先輩若大将の期待に応えるためにも、本番で再びバーディーラッシュを演じる。【塩畑大輔】