<米女子ゴルフ:ハナバンク選手権>◇初日◇19日◇韓国・仁川スカイ72GC(6364ヤード、パー72)

 初出場の宮里藍(27=サントリー)が7バーディー、1ボギーの66で首位と3打差の3位と好発進した。パットがさえた宮里は1番から3連続バーディーで波に乗り、17、18番も連続バーディーで締めくくった。63で回ったスサン・ペテルセン(ノルウェー)がトップ。6月のサントリーレディスを最年少の16歳で制した金孝周(韓国)がプロデビューし、68で9位につけた。

 02年釜山アジア大会以来となる韓国でのプレー。宮里藍は、7バーディーを奪う絶好のスタートとなった。「韓国語で『頑張れ』と応援してくれる声が聞こえて、率直にうれしかった」。終了後はサインを求めるファンの行列に応じた。

 1番で3メートルのバーディーパットを決めると、2番は下りの複雑なラインの6メートルを絶妙の距離感で沈めてバーディー。「ジャストタッチで、ラインを読み切って真ん中から。あれで弾みがついた」と3番もバーディーを続け、好調のパットを武器にスコアを伸ばした。

 コースは海に近く、苦手とする寒さと強風を覚悟していた。だが予想外の好天。「今週は我慢かなと思っていた。自分に過度の期待をしなかったのが良かったのかな」とはにかんだ。