国内女子ツアーは8日、沖縄・琉球GCで行われるダイキン・オーキッド・レディースで今季開幕を迎える。通算13勝の有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)が今季から米女子ツアーに本格参戦。人気、実力両面で日本勢を引っ張る“ポスト有村”の台頭が待たれる1年になる。

 最も期待されているのが、昨年サマンサタバサ・レディースでツアー初優勝を果たした木戸愛(23=ゼンリン)だ。172センチの長身を生かした男子ばりの力強いアイアンショットが武器。好調時には面白いようにピンそばをとらえ、バーディーラッシュをみせた。モデルを思わせるスタイルの良さもあり、優勝を機に人気が沸騰。ポルシェなどの新規スポンサーもつくなど、ゴルフ界の枠を超えて知名度がアップしている。

 昨季は木戸を含め、初Vを挙げた選手が8人もあらわれた。斉藤愛璃(23=程ケ谷CC)はダイキン・オーキッド・レディースでの開幕Vでブレーク。ルックスの良さもあり、ラウンドには多くのファンが同行する。吉田弓美子(25=イーグルポイントGC)はNEC軽井沢72で優勝。今季はミーティング委員長に就任し、ツアー全体を引っ張る。成田美寿々(20=フリー)も富士通レディースで優勝。「目標はオリンピックの金メダル。誰にも負けるつもりはない」と言ってのける強気の姿勢も魅力だ。