<女子ゴルフ:アクサ・レディース>◇第1日◇29日◇宮崎・UMKCC(6470ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝賞金1440万円)
木戸愛(23=ゼンリン)が6バーディー、1ボギーの5アンダーで首位に立った。今季から股下84センチの美脚を深く折り曲げた低重心スタイルで、ドライバーの飛距離が15ヤードアップ、パットも安定した。昨年7月のサマンサタバサ・レディースに続くプロ2勝目を狙う。
出だしは最悪だった。木戸は1番パー5で、第3打をダフってショート。グリーン手前からのアプローチも4メートルショート。パットもショートしてボギー発進。「ショート、ショート、ショートでひどいスタートでした。でも、強い気持ちで切り替えることが出来ました」。5番で5メートル、6番、8番で4メートルを沈めると、14番では17メートルをねじ込んで「すごい気持ち良かったです」と笑顔。最終18番でも、6メートルを決めてトップに並んでフィニッシュした。
ショット、パットともに安定した要因は、自慢の美脚を折り曲げたスタイルだ。2月に米フロリダ州オーランドのゲーリー・クリスト・ゴルフ・アカデミーに、たった1人で留学。コーチに低重心をアドバイスされた。「スタンスを広くするというより、重心を落とすことがテーマ。スイングアークが大きかったので、重心を落としてコンパクトにしたことで、最初はタイミングが合わなかった」と振りかえる。だが、7番アイアンで打ち込むうちに、会心の一打が出た。「忘れられない感触でした。あの打球の感触を信じて、練習を積みました」。高さを抑えた重い球を打てるようになったことで、スコアが安定した。パットも低重心スタイルに。ヒット後にパターヘッドが上昇していたのが、低い軌道を描くことでボールを強く押していけるようになった。
先週のTポイント・レディースは予選落ち。日曜に神奈川・横須賀の自宅に戻り、ジムトレーニングと原宿でのショッピングでリフレッシュした。「ゴルフのことを考えずにトレーニングだけに集中、そして原宿の街を楽しめました」。開幕戦のダイキン・オーキッド・レディースは首位で最終日を迎えたが3位。「今日の最終ホールの第1打で、いいボールを打てたので明日につながる。チャンスを作って、チャレンジしたいですね」とプロ2勝目に燃える。【小谷野俊哉】

