尾崎将司(66=マックス・インターナショナル)は10日、「マダムシンコのスイーツ」で知られるカウカウフードシステムとスポンサー契約を結んだと都内で発表した。2年契約で推定2000万円。ウエア左袖に同社のロゴを付ける。

 尾崎は「この年までゴルフ一筋わがまま放題にしてきたけど、生きざまに手を貸してもらってうれしい」。そして「マダム信子」こと川村信子会長は「日本のゴルフ界はジャンボ尾崎なしではありえない。60歳をすぎても優勝を目指すのは素晴らしい」と話した。

 今季も尾崎はレギュラーツアーにこだわって、18日開幕の東建ホームメイト杯から参戦する。今季は新たにアダムスゴルフと用具契約。ほかにトーシン、ジーアンド・ブロスとスポンサー契約を結ぶ。02年の全日空オープン以来、11年ぶりのプロ通算114勝目が期待されるが「プロは勝たなきゃいけない。こういう気持ちがある限り、現役続行できる」。また、同社の川村幸治社長は「あげまん女会長の『ジャンボさんに花道』をという思いが通じた」と言い、優勝やエージシュート(自身の年齢以下の打数でホールアウト)のボーナスも検討している。【小谷野俊哉】