<女子ゴルフ:ワールド・サロンパス・カップ>◇第1日◇9日◇茨城・茨城GC西C(6669ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝賞金2400万円)
今季9戦で予選落ち4回、棄権1回、最高が24位の藤田幸希(さいき、27=フリー)が、6バーディー、2ボギーの4アンダー、68で首位に立った。前夜の38度の発熱を乗り越え、10年日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯に次ぐメジャー2勝目を狙う。
まさかの好スタートだ。ラウンドを終えた藤田は「最悪です」と、成績と正反対の体調を訴えた。前日、38度を超える発熱。寒けに耐えてプロアマ戦を終えると、病院へ直行。食事を取って薬を飲み、午後7時に就寝した。「熱は36度8分に下がったけど、体の節々が痛い。でも、力が入らなくて無理せずにスイングしたから、逆にヘッドが走ったのかな」。
3番で5メートルを入れ、4番でチップイン、5番、6番で1メートルを決めて4連続バーディー。一時は6アンダーまでスコアを伸ばしたが、16、17番でボギーをたたいた。「薬が切れて最後はつらかった。鼻水は出てくるし、のどは痛いし」と振り返った。
05年にプロ入りし、翌年のプロミス・レディースの初優勝から通算5勝を挙げた。フィギュアスケート安藤美姫似のルックスからミキティの愛称で人気を集め、シード権も06年から確保しているが、昨年は50位でギリギリだった。11年11月に結婚したが、ウエディングドレスを着るため減量したことから体力が落ちたのが原因だ。
今季開幕前はしっかりと体力づくりに励んだが、ショットは良くてもパットの不調が続いた。7日の前夜祭で、自分の名前と読みが同じで仲のいい佐伯(さいき)に相談した。「2メートルのパッティングの練習に比重を置けとアドバイスをいただきました。すごくためになった。今日はよく入りました。感激です」と笑顔。11年10月の富士通レディース以来1年7カ月ぶり、結婚後初の優勝を狙っている。【小谷野俊哉】

