<女子ゴルフ:ワールド・サロンパス・カップ>◇第3日◇11日◇茨城・茨城GC西C(6669ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝賞金2400万円)

 森田理香子(23=リコー)が4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算7アンダー209で、前日の4位から単独首位に立った。師匠・岡本綾子(62)の28歳3カ月を約5歳も上回る、23歳4カ月でのメジャー初制覇に王手をかけた。2位には、佐伯三貴(28=日立アプライアンス)茂木宏美(36=赤城CC)柳簫然(22=韓国)の3人が、2打差の同5アンダーでつけている。

 雨と風の中、メジャー初制覇へ向けて森田がスコアを伸ばした。出だしの1番で1メートルにつけてバーディー発進。3番で6メートル、13番で2メートル、14番で4メートルのパットを決めてバーディーを奪い、ノーボギー。2打差の単独首位で最終日に臨む。

 森田

 パットでヘッドアップする癖を、岡本さんから言われて意識しました。際どいパーパットも自信を持って打てたし、長いパーパットもきちんと入れられました。

 森田が勝てば、23歳4カ月でメジャー初制覇。79年7月に日本女子プロ選手権を制した師匠・岡本よりも約5歳も若い。国内外通算62勝、81年に日本ツアー賞金女王、87年には米ツアーの賞金女王に輝いた偉大な師匠だ。その広島在住の師匠が、試合のある茨城まで、わざわざやって来た。先々週のフジサンケイ・レディースで今季初の予選落ちとなった森田のため、8日のプロアマ戦後に2時間びっしりレッスン。「私にとっては、メジャーも3日間の試合も一緒なんです。岡本さんに、少しでも近寄れるように頑張るだけです」。恩に報いるためにも勝利を目指す。

 ほかの選手が嫌がる雨も後押しした。雨でフェアウエーが緩み、ボールが落下してからのランが出なくなった。「雨は嫌いじゃない。キャリーが出る選手は有利だと思っている。みんなが嫌がれば自分が上に行ける」と冷静に分析した。

 今季2勝目となる初メジャー制覇へ、あと1ラウンド。「勝つのは簡単じゃないし、運もある。でも、チャンスが来たら必ず入れられるパッティングがある。自信を持ってやりたい」。師匠の教え通り、ウイニングパットを決めるつもりだ。【小谷野俊哉】