<男子ゴルフ:ザ・レジェンド・チャリティプロアマ>◇最終日◇12日◇千葉・麻倉GC(6956ヤード、パー72)◇賞金総額5000万円(優勝1000万円)

 池田勇太(27=日清食品)が大会連覇で、選手会長とトップ選手との「二足のわらじ」を軌道に乗せた。5バーディー、ノーボギーの67をマーク。通算12アンダー132で、昨年に続きプロの部で優勝した。選手会長として、大会中も懇親会の司会をこなすなどハードな1週間だったが、マイペース調整で疲労蓄積をおさえ、見事なプレーをみせた。また実行委員も務める青木功(70)は68をマークし、年齢以下のスコアで回るエージシュートを達成した。

 目の色が変わった。1打リードの首位で迎えた、最終18番パー4。池田は1・5メートルのパーパットを前に、それまでの柔和な表情から、一転真剣なまなざしでラインを読み出した。「やっぱり優勝争いになると、そうなるよね。レギュラーツアーじゃないけど、地元千葉の大会だしさ」。きっちりとねじ込むと、大きな歓声に右手を上げて応えた。

 選手会長としての“初勝利”を、素直に喜んだ。「会長が勝つのは難しいと、いろんな人に言われていたからね」とうなずく。プロアマ形式のチャリティー大会とあって、今週は前夜祭などで、アマチュアやスポンサーの接待に追われた。最終日前夜の懇親会では、司会まで務めた。母ゆみさんたちと合流し、ようやく落ち着いて夕食にありついたのは、午後11時近くになってからだった。

 疲れないわけはない。しかしスタート前、ホールアウト後の練習を必要最小限にして疲労を軽減するなど、会長との掛け持ちにもだいぶ慣れてきた。「レギュラーツアーで勝ちたいよね。この試合は起爆剤になると思うし、自信にもなった」。次戦は今季国内メジャー初戦、日本プロ選手権日清カップ。ホスト大会かつ、地元千葉の総武CC開催とあって「ここに勝てたら、しばらく勝てなくてもいいくらいの意気込みでいく」と再び目の色を変えた。【塩畑大輔】