<女子ゴルフ:ほけんの窓口レディース>◇第2日◇18日◇福岡CC和白C(6304ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)

 06年賞金女王の大山志保(35=大和ハウス工業)が4バーディー、ノーボギーの68で通算4アンダー、20位から首位と2打差5位に浮上した。若年齢化する女子ツアーで、昨年6月に結成された「35歳以上」による「おばば会」の会員だ。同志の茂木宏美が先週のサロンパスカップで優勝した。昨季は左肩負傷でシード落ちしたが、復活のツアー13勝目を2週連続の“おばばV”で飾るつもりだ。O・サタヤ(29)が首位。1打差2位に笠りつ子(25)ら3人がつけた。

 三十路(みそじ)のやる気が強気を呼ぶ。15番で、大山のガッツ満点のバーディーが飛び出した。グリーンエッジ外のラフから、ピンまで15メートル。パターでガツンと打ったボールが一直線に進み、ピンフラッグとカップの間にはさまった。

 「外れたら、3メートルは行っちゃった(オーバーした)」。11番で下り4メートルのパーパットを沈め、スイッチが入り、ノーボギーの68。「最近パットでガクッと来るのが多かった。きょうはここという時に入った」。手応え十分に首位と2打差で最終日に臨める。

 06年賞金女王が09年12月に左肘を手術。11年10月マスターズGCレディースで復活Vを飾ったが、昨季は左肩痛に苦しみ、2度目のシード落ちを味わった。

 折しもツアーは世代交代が進む。今季のシード選手は平均年齢が史上最年少26・7歳(昨年末時点)。苦境に立つ35歳以上のベテラン勢が「私たちもいるのよ!」と「おばば会」を作った。大山も会員だ。

 先週のサロンパスカップでは同学年の茂木が“会員第1号優勝”を飾った。不出場の大山は「テレビで見ました。茂木ちゃんの頑張りはすごく刺激になった」という。6月下旬のニチレイレディース時には茂木の祝勝会を兼ねた会合があるが、自分も含めたダブル祝勝会にするチャンスだ。

 「私みたいにケガばかりでも『やれる』というのを見せたい。そのためには結果がすべてです」

 女子ツアーでは10年8月、CATレディースの福嶋&ニトリレディースの鬼沢以来となる、2年9カ月ぶりの「35歳以上の2週連続V」が実現するか。それが大山の2度目の復活劇だ。【加藤裕一】

 ◆おばば会

 表純子(39)が会長の親睦団体で、昨年6月に表、藤野オリエ(39)茂木宏美(36)で発足。最年少の茂木が当時35歳だったため入会資格が「35歳以上」に。その後、福嶋晃子(39)斉藤裕子(45)鬼沢信子(43)中島真弓(36)前田久仁子(35)大山らが参加している。