「僕のゴルフはショートゲームが命。そこを見てほしい」。30日開幕のダイヤモンド・カップ(茨城・大洗GC)で日本ツアーデビューするレフティー加賀崎航太(16)が25日、言い切った。8歳でプレーを始め、12歳のときにエキシビションの9ホールのマッチプレーで対戦したタイガー・ウッズから1ホールを奪取して「リトル・タイガー」と騒がれた。2年前のつるやオープンにアマとして出場予定だったが、アマ規定の問題で辞退。昨年カナダでプロデビュー、今年はオーストラリアのプロ資格も取得した。

 ショートゲームにこだわるのは、米ツアーを目標にするから。「タイガーから『米ツアーに上がってきて成功したいなら、ショートゲームを磨きなさい』ってアドバイスされたんです」。ドライバーはフェアウエーキープが第一。精度の高いアイアン、そしてロブ、ピッチショット、転がしを打ち分けるロフト角57度のウエッジ、パターがスコアメークの武器だ。「大洗のラフは深い。まず、フェアウエーに置いてから、勝負します」。

 今季は日本ツアーに推薦出場して、予選会から来季のレギュラー参戦を狙う。その先には米ツアーへの挑戦が待っている。「どこに住んでいても、自分の母国は日本。五輪に出て日の丸を掲げてみたい」と言う。日本に戻って大きな楽しみがある。「タレントのマツコ・デラックスに会ってみたい。ネットで見てすごいと思った」と笑う。オネエという日本語の深い意味を知らない、16歳の素顔に戻った。【小谷野俊哉】

 ◆加賀崎航太(かがさき・こうた)1996年(平8)11月11日、横浜市生まれ。3歳でハワイ、6歳でニュージーランド、9歳でオーストラリアに移住。07年世界ジュニア2位。目標の選手はバッバ・ワトソン。181センチ、70キロ。