石川遼(21=カシオ計算機)が19日、松山英樹(21)との米ツアーでの優勝争いを熱望した。今日20日に茨城・宍戸ヒルズCC西Cで開幕する国内メジャー今季第2戦、ツアー選手権宍戸に向けてプロアマ戦で最終調整。来季の米ツアー本格参戦を目指し、賞金シード獲得を狙うことを宣言した松山を歓迎した。頭に描くのは、海の向こうで切磋琢磨(せっさたくま)する将来。その“前哨戦”として、第1日から同組に入った今大会で、2人で優勝争いを演じる。

 進行がやや遅れ、ティーグラウンドで前の組のプレーを待つことが多くなった、雨のプロアマ戦。木陰で雨宿りをしながら、石川が松山について話を始めた。

 石川

 英樹がすぐに米ツアーに来ることを、多くのファンは喜んでくれるんじゃないですかね。確かに日本で見る機会は少なくなる。でもテレビやインターネットを通してでも、トップクラスの選手と世界の舞台で戦う姿をみせることで、僕らは日本のゴルフ界、日本のスポーツ界を盛り上げることができるはずです。

 逸材2人が世界最高峰の舞台でともに活躍し、ライバルとして競り合うことは、ファンはもちろん本人たちも夢見るところだ。

 石川

 むしろ決して夢じゃないと思います。米ツアーは確かに層は厚いですけど、トップ中のトップは、タイガーとかミケルソンとか一握り。その下の層は調子の波とか、コースとの相性とか、いろいろな状況で位置関係が入れ替わる。まずはその層に入ること。そうすればいずれ優勝のチャンスがめぐってきます。

 石川も本格参戦元年の今季は、序盤9戦で予選落ち6回と大苦戦。しかしその後は6戦連続予選通過。HPバイロンネルソン選手権では10位に入り、シード権確保だけでなく、もう1歩で「その下の層」に加わるところまで来ている。

 石川

 英樹もせっかくだから、もしも賞金ランク125位以内でシードが取れなかったとしても、プレーオフまで粘った方がいい。

 賞金ランク126~200位なら、ウェブドットコムツアー(下部ツアー)の同上位25人を加えた9月の入れ替え戦4試合に進み、上位25人が得られるシード権を狙うことも可能。将来に思いをはせながら、まずはお互いプロとしての初対戦となる今大会で、優勝争いを演じる。

 石川

 ジュニアのころから、プロになっても同世代の仲間で優勝争いをすることを夢見てきました。それがかなう瞬間も近い。そして僕らの世代で10年、15年とゴルフ界を盛り上げていきたいです。【塩畑大輔】

 ◆石川と松山の直接対決

 松山がアマだった昨年までに5回、同組でプレー。ここまで石川2勝、松山2勝、1引き分けとまったくの互角。平均ストロークでは「70」の石川が「72」の松山をリード。決勝ラウンドでの同組はまだない。