<男子ゴルフ:三井住友VISA太平洋マスターズ>◇最終日◇17日◇静岡・太平洋C御殿場(7246ヤード、パー72)

 5打差から逆転での大会連覇を狙った石川遼(22=CASIO)は猛追したが、1打及ばず2位に終わった。

 連覇を狙った石川は、序盤からスコアを伸ばして谷原に迫ったが、1打及ばなかった。前半だけで3バーディーを奪い猛追。しかし後半の14番パー4で、3パットの痛恨ボギー。続く15番パー4では、こん身のドライバーショットで300ヤード以上を稼いだが、2メートルのバーディーパットを決められず。「あの2ホールで厳しくなってしまった」と肩を落とした。

 それでも最終18番パー5で、決めれば谷原に追いつく6メートルのイーグルチャンスを迎えるなど、最後まで見せ場はつくった。「ショットもパットもアプローチも、だいぶ良くなっている。来週以降の試合が楽しみです」。今週は優勝の谷原との1、2位コンビで、日本代表としてW杯(メルボルン)に臨む。「今週の2人の状態なら、上位も狙える」。16年大会からゴルフが正式競技になる五輪の前哨戦で、世界を驚かせる活躍を目指す。