<米男子ゴルフ:RBCヘリテージ>◇第1日◇17日◇米サウスカロライナ州ハーバータウン・リンクス(7229ヤード、パー71)

 石川遼(22)はスイング改造中のショットが乱れ、77の124位と大きく出遅れた。

 石川は3番パー4の第1打で、ドライバーの低空ショットを狙ったが「ダフってしまった」と160ヤードしか飛ばせなかった。手元を低く、インパクトゾーンを長くするスイング改造中に起きた、非常に珍しいミス。「スイングとしては、今までで一番いい形」というだけに、第2打を3番ウッドで290ヤード近くも稼ぎ、パーセーブしたが、その後もショットは不安定だった。

 強風の影響もあり、同じ距離から15ヤードショート、10ヤードオーバーと、ショートアイアンの距離感が合わなかった。「スイングがはまると飛ぶけど、その分、一気に距離が落ちてしまうこともある」。レベルアップへの「生みの苦しみ」の中で、何とか予選通過を目指す。