女子ツアー最年少優勝を飾ったアマチュアの勝(かつ)みなみ(15=鹿児島高1年)が、快挙から一夜明けた21日、鹿児島市内の鹿児島高で優勝報告会見を行った。

 大のトラファンの勝が、阪神和田監督からのラブコールに絶句した。会見で「和田監督が『おじいさんと一緒に甲子園へ、ぜひ招待したい』と言っているが」と聞かれると、大きく目を見開き、手を口にあてしばらく固まってしまった。

 「…ホントですか!?

 ホントですか!?」。後は感激のあまり言葉にならなかったが、阪神サイドから具体的に連絡があれば、すぐにもすっ飛んで行きそうな勢い。笑顔は会見中で一番輝いていた。

 もっとも勝は今後、超多忙となるのは必至。普通科の高校生の一面もある。観戦は夏休みなどを利用することになりそう。元祖ミスタータイガースの故藤村富美男氏にほれ、トラ一筋の祖父市来龍作さん(74)の影響で、どっぷり阪神ファンとなり、ラウンド中に「六甲おろし」を口ずさむ。15歳の少女は、夢見心地だった。