<女子ゴルフ:マンシングウェア東海クラシック>◇最終日◇21日◇愛知・新南愛知CC美浜C(6375ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 美少女アマチュアの三浦桃香(15=宮崎・日章学園高1年)が最終日を71で回り、ツアーデビューから6ラウンド(R)連続オーバーパーなしとした。記録の残る90年以降ではアマチュアのツアータイ記録。300ヤード超のショットを連発して、通算3アンダーの27位。ツアー出場2戦連続でベストアマに輝いた。申ジエ(26)が通算14アンダーで今季4勝、国内ツアー通算9勝目を挙げた。

 15歳の美少女は、この日もギャラリーの度肝を抜いた。三浦は376ヤードの1番パー4でいきなり約300ヤードショットを披露。打ち下ろしとはいえ、426ヤードの9番パー4では約310ヤードのビッグドライブだ。「昨日のドラコンで真っすぐ飛んだから、自信がついた。今日はほとんどドライバーです」。パー3を除く14ホール中12ホールの第1打でドライバーを握る“イケイケ”で71をマークした。

 ツアーデビュー戦から「6R連続オーバーパーなし」は、ツアー最年少予選通過記録を持つ松原由美が持つ記録に並んだ。テレビ中継で解説に訪れた元賞金女王の塩谷育代は「スイングがいい。力でなく、無理なく、静かに飛ばすからね」と、潜在能力を絶賛した。次戦は10月2日開幕の日本女子オープン(琵琶湖CC)。国内最高峰トーナメントでも注目の的になりそうだ。【加藤裕一】