<男子ゴルフ:日本オープン選手権>◇第2日◇17日◇千葉・千葉CC梅郷C(7081ヤード、パー70)◇賞金総額2億円(優勝賞金4000万円)

 “アダムの弟子”福井工大福井高1年の岡崎錬が、15歳330日という日本オープン最年少予選通過記録を樹立した。2バーディー、3ボギーの71とまとめ、通算1オーバー30位で決勝ラウンドに進出。84年に手嶋多一がつくった15歳355日という記録を、実に30年ぶりに破った。

 「あまり実感はないけど、うれしいです」。開幕前日にはスコットと同組で練習ラウンド。「ショットのイメージが出た。今日も声をかけてもらった」と効果を強調する。2ホールと限られた時間だったが「いいスイングをしている。体が大きくなれば、きっともっといいゴルフができる」と太鼓判も押され、自信を持つこともできた。

 07年の三井住友VISA太平洋マスターズで、スコットと同組ラウンドをした当時15歳の石川遼は、米ツアー戦で優勝争いをするまでに成長。今回記録を破った手嶋は、45歳の今年も日本プロ選手権で優勝するなど、長く第一線で活躍。偉大な先輩に続き、追い越す活躍への第1歩を、岡崎が踏み出した。