日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の樋口久子相談役(69)が24日、日本ゴルフ界で初めて「文化功労者」に選出された。77年全米女子プロで、日本人でいまだ唯一のレギュラーツアーのメジャー制覇を達成するなど通算72勝。引退後はLPGAで会長などの要職を歴任し、後進の育成に努め、年間37試合と隆盛を極める女子ツアーの発展、日本のスポーツの振興に尽力した功績が評価された。

 樋口相談役は「身に余る光栄ですが、多くの方の助けがあってこそ。スポンサー、ファンの方々に感謝したいです」と喜びを語る一方で「今後もジュニアの育成、競技普及に頑張りたい。東京五輪もある。まだまだもうろくしていられませんね」と、まだまだ意欲的だった。