今日20日開幕の男子ゴルフ、ダンロップ・フェニックスのプロアマ戦が19日、会場の宮崎・フェニックスCC(7027ヤード、パー71)で行われた。現在賞金ランク1位の小田孔明(36)を約1680万円差で追う同2位の藤田寛之(45=葛城GC)は、今大会を含めて残り3戦での逆転賞金王へ懸命の調整を行った。

 藤田がウッドのヘッドカバーを左脇に挟んで素振りをする。その後、ティーショット。「左脇が締まったイメージのままスイングすると痛くない」。今年5月から続く左肩痛は、先週でピークに達した。肘、手首までの痛みで思うようなスイングができない。そこで、アマチュアのレッスンで用いる左脇を締めて振る動作を繰り返し、痛くないスイングを見つけようとした。「あと3戦。チャンスのある限り賞金王を目指します」。痛みを怖がらないスイングさえ出来れば、パットの名手は戦うことが出来る。【町野直人】