横峯さくら(29=エプソン)が来季の米ツアー初優勝を目標に掲げた。日本女子プロゴルフ協会は17日、都内で「LPGAアワード2014」を開催。横峯は今月上旬に挑戦した米ツアー最終予選会を通過。夫でメンタルトレーナーの森川陽太郎さん(33)と二人三脚で国際舞台に挑む。

 米ツアー最終予選会後、初めて公の場に現れた横峯は「いい締めくくりができました」と今年を振り返った。4月に結婚、その後は思うように成績を残せなかったが、自身の最終戦となった11月大王製紙エリエール・レディースで優勝、米ツアー切符も得た。来年は1月中旬ごろ渡米予定で、「行くからには優勝したいという気持ちで」と決意を語った。

 現時点では、長期的ではなく1年間限定の挑戦の意向で、参戦してすぐに結果を出す覚悟だ。

 あらためて、米ツアー挑戦の理由を「ゴルフともっと向き合いたい」と話す。同時に「結婚したのも大きいと思います。1人じゃなく、二人三脚で臨めるのは大きい」と、森川さんの存在に言及。予選会も慣れない5日間競技の上、日本ツアーとは違う緊張で「苦しい大変な5日間」だったが、夫の支えがあってこそ乗り越えられた。

 既に宮里藍(29)にも連絡を入れ、「向こう(米ツアー)では先輩になるので、いろいろ教わりながら頑張りたい」と笑った。米ツアー中心の生活になるが、日本ツアーも何試合かは出るつもりで、この日発表となった日本ツアーの日程を見て「これからスケジュールを考えます」。米国内に拠点を持つか、ホテル暮らしかも今後検討する。

 20日には都内で挙式。「大人数だと、私たちの心配りが行き届かない」と、身内中心に60人弱による祝いの席となる。「まだ主人の準備ができていない」とあわただしいが、希望にあふれる新年を迎えるはずだ。【岡田美奈】