男子ゴルフの石川遼(23=CASIO)が15日、渡米を前に会見を開き、「錦織効果」を語った。年末年始は埼玉県内の自宅で過ごし、他競技のテレビ観戦も楽しみ、テニスの錦織圭に刺激を受けたという。ゴルフもテニスも基本的に個人競技で、4大大会があるなど共通点もあり、「錦織さんが全米オープンで準優勝して、日本中がテニス界に熱い視線を送った」と石川。ゴルフの男子メジャーで2位は80年全米オープンの青木功だけ。「ゴルフ界では自分が頑張らないと」と気持ちを新たにした。

 今年初戦は22日からのヒューマナ・チャレンジで、昨年より1週遅い渡米だが、その分、準備は十分にできたよう。「昨年はスイングのことばかり考えて、余裕がなかった。今は本当にゴルフを楽しむ、コース攻略を楽しめそう」と手応えを口にしていた。