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谷原初の2週連続の優勝/男子ゴルフ

2週連続優勝で仲間から胴上げで祝福される谷原秀人(撮影・中島郁夫)
2週連続優勝で仲間から胴上げで祝福される谷原秀人(撮影・中島郁夫)

<男子ゴルフ:サントリーオープン>◇最終日◇9日◇千葉・総武CC総武C(7143ヤード、パー70)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)※賞金ランキングには75%を加算

 谷原秀人(28=フリー)が、通算8アンダーで初の2週連続優勝を果たした。首位に2打差で迎えた12番から4連続バーディーを奪い、あっさりと逆転。17番でも4メートルのバーディーパットを決めて勝負を決めた。ツアー史上初となる54ホール大会2連続優勝で、加算賞金総額は25%(1250万円)も減額されたが、賞金ランクは3位に浮上した。2打差の2位は谷口徹(39)。日本ツアー3年ぶり出場の丸山茂樹(37)は、通算1アンダーで13位に終わった。

 鮮やかなラストスパートで、谷原が勝った。あこがれの丸山茂、賞金ランク1位の谷口徹との最終日最終組という最高の舞台。そして、今年限りで消滅する伝統の大会での逆転劇で、9681人の大ギャラリーに新時代の到来を印象付けた。「ゴルフが楽しいですね。谷口さんが、崩れないと思っていたらつまずいてくれて…。おかげさまで勝ちました」と笑った。

 靴を替えたら、突然目覚めた。この日のウエアに合わせて履いた青のラインの新品が、足に合わなかった。前半で「両足のかかとが靴擦れになってしまって」ゴルフどころではなかった。9番の第1打を打った後、前日までのものに交換すると、ショットのキレがよみがえった。12番から打つ球がすべてピンに絡む4連続バーディーで抜け出した。

 恩人の丸山との日米通じての初の同組に奮い立った。一昨年、初挑戦した米ツアーで、丸山から本場で戦う心意気を学んだ。「どうして、こいつらこんなにすごいんですか?」と嘆くと「やるしかないんだよ」と励まされた。結局、20試合で6万2832ドル(約723万円=224位)しか稼げず1年で撤退。あれから2年、成長した姿を見せたかった。

 2週連続優勝で、春から取り組んだストレート気味のフェードを打てるスイング改造も完成に近づいた。「僕らがもっと盛り上げて、また(男子ツアーに)スポンサーが帰ってくるように頑張ります」。働き盛りの28歳が、これから先頭に立ってツアーを引っ張る。【大石健司】

[2007年9月10日8時44分 紙面から]

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