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遼クンの日本シリーズJT杯出場確実に

石川遼(中央)は表彰会場で祖母の塚原リヨさん(左)らと笑顔で握手する
石川遼(中央)は表彰会場で祖母の塚原リヨさん(左)らと笑顔で握手する

 石川遼(15=杉並学院1年)のツアー最終戦・日本シリーズJT杯出場が11日、確実になった。この日、大会主催者からゴルフツアー機構(JGTO)に、アマ選手が出場できない現行の大会規定について、変更を要望する連絡が入った。早ければ18日の運営委員会で内定する。また、石川は10月18日開幕のブリヂストンオープン出場も決定。

 前日10日のJGTO理事会で、結論先送りとなった日本シリーズ出場問題が、一夜明けて急転した。出場資格の見直し=アマ石川の出場を認める意味。石川出場による「効果」を期待するスポンサーの意向もあるとみられ、この日に主催者側から電話連絡が入った。JGTOは「近々に結論を出したい」とし、10月15日の次回理事会を待たずに18日にも内定、臨時理事会で承認される見込みだ。

 石川は、2連覇を飾った埼玉県アマ会場で朗報を聞いた。「本当ですか? 僕は規定を変えてしまうほどのすごいことをやったんだ、とあらためて思いますね」と恐縮。5月に最年少ツアー優勝を果たして以来、小学生時代からあこがれる日本シリーズ挑戦を熱望してきた。「もし、今回駄目でも、プロになったら必ず出て、勝ってやると思ってました」と紅潮した顔でその思い入れを語った。

 さらに、この日はブリヂストンオープン出場も決まった。会場の袖ケ浦CC袖ケ浦Cは小学5年の夏、関東ゴルフ連盟主催のキッズスクールで、「63」を出した思い出のコースだ。これで来週以降の今季残り8試合のうち4試合が決定し、3試合が濃厚と「残り全戦出場」の希望に沿った形になりつつある。

 優勝者シード凍結問題に絡み、周囲から早期のプロ転向を期待する声も上がっているが、石川の思いは少し違う。「僕は、今すぐプロになりたいんじゃない。僕は今、プロのトーナメントに出たいんです」。将来のプロ転向に備えると同時に、純粋にレベルの高い戦いを求める。「プロの世界の空気を吸って、大好きなゴルフがうまくなりたいだけ。目の前の試合に集中したい」と強調した。

 肩書はアマの高校生でも、既に人気は「プロ」を超える。この日は雨の中、観戦可能なのは4ホールだけにもかかわらず、遼クン見たさに900人以上のギャラリーが集まった。「(声援は)うれしかったですね」。どんな舞台でも、プレーと笑顔で見る人を魅了する遼クンは、ルールを変えてでもツアーに出てほしい「ゴルフ界の宝」なのだ。【大石健司】

[2007年9月12日9時17分 紙面から]

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