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遼クンがマンガでつかんだ“必殺技”

杉並学院の先輩後輩同士で一緒に練習ラウンドをこなす石川遼(右)と浅地洋佑
杉並学院の先輩後輩同士で一緒に練習ラウンドをこなす石川遼(右)と浅地洋佑

 遼クンがマンガで「必殺技」をつかんだ! 男子ゴルフのコカ・コーラ東海は明日27日、愛知・三好CC西Cで開幕する。ツアー出場3戦目の石川遼(16=杉並学院高1年)は25日、深いラフからのアプローチ対策として、愛読するゴルフマンガ「千里の道も」の主人公と同じ技を使うことを明言。左手小指をグリップから離して握る「秘技」で、難コースに立ち向かう。またこの日、日本シリーズ(11月29日開幕)の規約が変更されてアマチュアの出場も可能となり、石川の同大会参戦が決定した。

 難しい条件でも、遼くんは「遊び心」を忘れない。足首が見えなくなるほど深く茂る三好CCのラフ。そんな厳しい場所からのアプローチで石川が実践したのは、なんと愛読するゴルフマンガの主人公の「秘技」だった。

 石川「左手の小指を離して握るんです。そうすると、ヘッドが自由に動きやすい。ヘッドがすごく走るんです。順目でも逆目でもヘッドが抜けやすい。楽しいですよ」。

 参考にした技の使い手は、週刊ゴルフダイジェストで連載中の「千里の道も」の主人公プロゴルファー・坂本遼だ。同じ名前ということで親近感があり、単行本は実家にそろっている。今回も本を会場に持ち込み、車の中で熟読。「こんな深いの初めて」と苦労したラフ対策として、目に留まったのが「左手小指を離す」打ち方だった。

 深いラフからは、ラフの抵抗に負けないように左手は小指までしっかり握って打つのが一般的。だが、石川は「それだと、インパクトが強くなってしまう」と分析。球の勢いを殺して距離感を出すために、小指を離して握ることにした。実際にこの日も7番パー5で実践。グリーン右の逆目のラフから15ヤードの距離で、球をフワリと上げて30センチへ寄せてバーディーを奪った。「自分じゃなくて、違う選手がああやって寄せたらスゴイって思う」。まさに会心のアプローチだった。

 使い始めたばかりの技だけに、本番でも100%成功する保証はない。それでも、石川は「失敗して学ぶこともある。使わないとうまくならない。この試合が大きな1歩です」と迷いはない。大好きなマンガの「必殺技」を駆使して、難コースを征服する。【木村有三】

[2007年9月26日9時15分 紙面から]

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