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さくら残り3Hで4差逆転/女子ゴルフ

プレーオフ2ホール目で敗れ、泣き顔の上田(左)を抱き寄せる優勝した横峰
プレーオフ2ホール目で敗れ、泣き顔の上田(左)を抱き寄せる優勝した横峰

<女子ゴルフ:富士通レディース>◇最終日◇14日◇千葉・東急セブンハンドレッドC西C(6591ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 横峯さくら(21=エプソン)がライバル上田桃子(21)とのプレーオフを制して今季3勝目、ツアー通算8勝目を挙げた。一時は上田に4打差をつけられたが、終盤2連続バーディーを奪って、通算9アンダーで並んだ。プレーオフ2ホール目でパーセーブし、決着をつけた。今季の獲得賞金は史上6人目の1億円を突破。賞金レースのトップを走る上田との差は約1200万円に縮まり、念願の賞金女王への道が開けてきた。

 「びっくりした」。横峯の第一声がこれだった。最終18番で1打リードしていた上田が80センチのパットを外してまさかのボギー。「18番はパーを取って2位をキープしよう」とだけ考えていたという。プレーオフは4連敗中だったが「これまでは気持ちが入っていなかった。負けた悔しさが足りなかった」と反省。「やるだけのことはやる」と気持ちを強く持った。

 2ホール目。第1打をフェアウエー左のバンカーに入れた。グリーン手前には垂直の壁のバンカーが待ち受ける。「逃げると逆にはまる」と意を決した第2打をピン右4メートルに運び、勝利を呼び込んだ。

 ライバルを倒しての今季3勝目には価値がある。横峯は「あらためてすごくうまいと感じたし、強敵です」と上田をたたえたが、獲得賞金を1億円の大台に乗せ、逆転賞金女王も現実味を帯びてきた。「1億円突破は昨年の目標だった。今年、6試合を残して達成したのは成長したかなと思う。女王の座も最後まであきらめない」と言った。

 参院議員の父良郎氏のスキャンダル報道に心を痛めたこともあった。「やりにくさは特になかった」と話す一方で「成績が悪かったりすると周りは『お父さんの報道の影響で…』と思うだろうな、という気持ちはあった」と打ち明けた。母絹子さんが帯同し、欧州で武者修行中だった姉留衣が帰国。今大会で24位に入った。「大きな励みになる」家族の存在も力になった。

 上田との激闘は横峯に自信と同時に精神的なたくましさを植え付けた。終盤を迎えたツアーは主役2人の競り合いという最高のクライマックスを見せようとしている。【三角和男】

[2007年10月15日9時37分 紙面から]

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