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片山が貫録のV遼クンに助言/男子ゴルフ

- 18番、外せばプレーオフとなるバーディーパットを沈めガッツポーズする片山
<男子ゴルフ:ブリヂストンオープン>◇最終日◇21日◇千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C(7138ヤード、パー72)◇賞金総額1億1000万円(優勝2200万円)
ツアー通算23勝目を挙げた片山晋呉(34=イーグルポイントGC)が、第一人者として石川遼(16=杉並学院1年)に、熱いメッセージを送った。この日は首位タイから発進し、4バーディー、ノーボギーの68で回り、通算18アンダー270で貫録勝ち。これで8年連続の年間賞金1億円突破を果たし、史上7人目の永久シード(25勝)まであと2勝と迫った。「遼クンフィーバー」で開幕した大会で主役の座に返り咲くと、優勝会見では「勝ち癖をつけろ!」など遼クンへの助言、提言を披露した。
片山のガッツポーズが、止まらなかった。外せばプレーオフとなる7メートルのバーディーパットを決めると、拳を突き上げ、何度も揺さぶった。キャディーと抱き合ってからもまだ続く。ギャラリーに向かっても両手を挙げた。その数なんと23回。「激しかった? 最後ぐらい感情表現しなきゃ駄目でしょう」。偶然にも優勝回数と同じ数の歓喜の表現に、賞金王の意地が詰まっていた。
独演会も止まらない。石川について、公式の場で初めて口を開いた。「彼がこれから10位ぐらいには入ることはあっても、もう勝てない。プロはそんなに甘くない。16歳の今、結果を出そうとしないでほしい」。片山は92年日本アママッチプレー優勝、93年日本オープンは3位でベストアマなど、アマ通算33冠を誇る。下部ツアーながら93年水戸グリーンオープンでは、プロを抑えて優勝した。そんな経験を踏まえ、あえて厳しい言葉で助言した。
助言(1)勝ち癖をつけろ 「レベルの差はあっても勝つという経験はプロもアマも同じ。どんな小さな試合でもいい。同級生や大学生に勝ちまくって、勝ち癖をつけてほしい。それが、将来に必ず生きる」
助言(2)焦るな! 「今じゃなく、あと10年後にどうしていこうという気持ちを持ってほしい。24、25歳でマスターズに出ても全然遅くない。しばらくはプロじゃなく、アマの試合をメーンに戦ってレベルを上げるべきだと思う」。その表情には、日本ツアーのトップに君臨し続ける王者のプライドがにじむ。
2位に終わった前週の日本オープン同様に「遼クン参戦」の話題一色で始まった大会で、片山は絶対的な強さを見せた。深堀が池に入れ、近藤が刻んでパーだった18番パー5で、強気に攻め抜いて勝ち切った。「先週からずっと優勝争いをしているから、自分の気持ちを完全にコントロールできた」。貫録を示し、誇らしげだった。【大石健司】
[2007年10月22日9時19分 紙面から]
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