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藍、絶望での12差/女子ゴルフ

- 12番ホール、パーセーブも渋い表情の宮里藍(撮影・奥田泰也)
<女子ゴルフ:ミズノクラシック>◇初日◇2日◇三重・近鉄賢島CC(6506ヤード、パー72)◇賞金総額140万ドル(約1億6100万円)優勝21万ドル(約2415万円)
宮里藍(22=サントリー)の苦闘は続いた。5オーバーの77で、国内大会ではプロ入り後ワースト順位の74位と出遅れた。普段ならドライバーを使うパー5の第1打で3度も3番ウッドを使う「苦肉の策」も実らなかった。ローラ・デービース(44=英国)が7アンダーの65で単独首位に立った。
明らかにタイミングが乱れていた。18番パー4。宮里のこの日7度目のドライバーショットは低く左へ飛び出し、200ヤード地点手前の松の枝を直撃した。多くの観客が見守った最終ホールもボギー。77と崩れ、国内試合ではプロ入り後ワースト74位の屈辱的順位となった。
「1打でもいいプレーを見せたいと思っていたんだけど。見てる皆さんには不満足だったと思う」。気丈に笑みを交えて振り返ったが、8カ月ぶりの日本のファンの声に応えられなかったことがつらかった。
苦肉の策も実らなかった。第1打で不調のドライバーを控え、4ホールあるパー5で3度も3番ウッド(3W)を握った。だが、バーディーは1個だけ。自信のある3Wでスイングの感触を取り戻そうとしたが、第2打以降の距離が残る分だけゲームプランは苦しくなった。「チャンスにつく確率が減った」と宮里。バーディー量産は望めない内容だった。
最近7試合で予選落ち4度、棄権1度。ゴルフ人生初の「スランプ」にぶつかっている。救いは宮里に焦りがないことだ。「フィーリングがついてきてないのに、気持ちだけ先走ってもいけない。長い目で時間をかけてやっていこうと思っています」。
見守った父優氏は「まだ調子が戻っていない。もう少し時間がいる」と不調を認めつつ「死ぬ気で、血を吐くほど(練習を)やらないと」と厳しい言葉でゲキも飛ばした。もちろん、宮里も最後まで気力を振り絞る。「今日は1番ティーで(観客が)『頑張れ』と言ってくれて、すごくうれしかった。1日でもいいから応えたいと思う。ちょっと、頑張ります」。現状でのベストを尽くし、宮里は懸命に戦う。【木村有三】
[2007年11月3日9時29分 紙面から]
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