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桃子首位タイで米切符目前/女子ゴルフ

1日、プロアマ戦の後で上田(右)にアドバイスする岡本綾子
1日、プロアマ戦の後で上田(右)にアドバイスする岡本綾子

<女子ゴルフ:ミズノクラシック>◇2日目◇3日◇三重・近鉄賢島CC(6506ヤード、パー72)◇賞金総額140万ドル(約1億6100万円)優勝21万ドル(約2415万円)

 上田桃子(21=加賀電子)が、夢の米女子ツアー制覇に大きく近づいた。ベストスコアの67で回り通算7アンダー。初日首位のローラ・デービース(44)が誤所からのプレーで2罰打を食らう「ツキ」もあり、首位タイに浮上した。優勝すれば来季米女子ツアー出場権を獲得でき、日本の賞金女王にも前進する。87年米賞金女王の岡本綾子(56)は「絶対勝てる」と断言。大先輩の心強い声を励みに戦う。

 上田が、夢の米女子ツアーに向かって大きく前進した。5番の第1打をピンの手前1・5メートルにつけ、きっちりと沈めてこの日初バーディー。「今日は自分でもナイスプレーだったと思います」と振り返るように、その後も要所で確実にスコアを伸ばした。67で前日の5打差10位から、首位タイに浮上した。

 米女子ツアーの1つでもある今大会に優勝すれば、来季の同ツアーシード権が得られる。「近い将来、必ず米国で」という目標を持つ上田にとっては、どうしても欲しいタイトルだ。同時に賞金女王争いでも首位を走る上田に見えない重圧がのしかかっていた。2位の横峯が920万円差。「最近は自分より周りばかり気になっていた」。

 そんな上田に自分のプレーを取り戻させたのは、テレビ解説のために訪れていた「世界のアヤコ」こと岡本だ。初日終了後、練習グリーンで約20分ほど話をした。ショートパットなどで打ち急ぐことを指摘され「どんな時でも丁寧に、最後まで気を抜かずに打ちなさい」とアヤコ哲学を伝授された。

 上田にとって岡本は「ゴルフという競技を知るきっかけとなったカッコいい人。ゴルフ=岡本さん、って感じ」という神様的存在だ。この大一番で、米女子ツアー参戦の先駆者から受けた金言。今の上田には何より心強かった。「本当に気持ちひとつでこんなに違うんだなあ、って思う1日でした」。この日は短いパットでも入念に素振りを繰り返す慎重さが際立った。岡本も「このリズムで回れれば絶対優勝できる」と太鼓判を押した。

 昨年の同大会でも最終日を首位で迎えたが自滅した。7月の米ツアー、エビアンマスターズで優勝争いの末に6位だった。この1年間の成長を証明するには絶好の機会が訪れた。大きな夢は手の届くところにある。【山田大介】

[2007年11月4日9時24分 紙面から]

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