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プロミスレディス

藤田幸希PO制し涙の初V/女子ゴルフ

初優勝の喜びに涙する藤田幸希(撮影・上田博志)
初優勝の喜びに涙する藤田幸希(撮影・上田博志)

<女子ゴルフ:プロミスレディス>◇最終日◇25日◇兵庫・ウォーターヒルズGC(6465ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

 「藍・さくら世代」からニューヒロインが誕生した。藤田幸希(20=TOSHIN)がツアー初制覇を果たした。首位スタートから71で回り、通算10アンダーで並んだ古閑美保(23)をプレーオフで破った。「日本女子プロゴルフ協会非会員」のツアープロによる優勝は、日本人では同級生の宮里藍(21)に続き2人目。ゴルフ歴6年弱の新星が、同い年のヒロイン2人の後を追う。2週連続優勝を狙った横峯さくら(20)は6打差10位に終わった。

 愛らしい顔立ちが、雨と涙でくしゃくしゃになった。プレーオフ1ホール目の18番ミドル。5メートルのバーディーパットがスライスしてカップに沈むと、瞳から涙があふれた。「皆さんの声援と、家族の支えのおかげ。今までで一番うれしい」。しばらく泣きじゃくったままだった。

 3歳年上の古閑との「美人対決」を制した。2打リードしてスタートしたが、3番ミドルで今大会初のボギーをたたいて追いつかれると、16番までに逆に2打差をつけられた。だが、1打差の18番で第2打をピン右1メートルにつけ、土壇場で追いついた。「長かったし、苦しかった」。最終組で回るのでさえ、前日2日目が初めて。緊張に打ち勝ち、日本人では同い年の宮里に続いて2人目となる「ツアープロ優勝」を果たした。

 父と二人三脚で、藍とさくらの背中を追ってきた。ハンデ2の腕前の父健さん(51)の指導で、本格的にゴルフを始めたのが14歳の秋。最初は嫌々だったが、中3の時に出場した全中が転機になった。当時のスコアは80台がやっと。60台を連発する宮里と横峯を間近に見て衝撃を受けた。「すごい子がいる…」。ここからゴルフにのめり込んだ。父を相手にこれまで1000ラウンド以上もの“対戦”を重ね、腕を磨いた。「まだ3回しか勝ってないんです」。優勝を決めるとグリーン横にいた健さんの胸に飛び込んだ。

 前週の試合後に、優勝した横峯から「次はサイキの番だよ」と言われた。「あれで本当に勝ちたいと思いました。これからは、さくらちゃんと2人で盛り上げていけたら」。20歳の新星は、日本の女子ゴルフ界を背負って立つ意気込みだ。【太田尚樹】

プロミスレディス最終日成績
順位 氏名 スコア
藤田幸希 -10
古閑美保 -10
丁允珠 -8
大山志保 -8
全美貞 -7
北田瑠衣 -7
服部道子 -6
大塚有理子 -6
吉田藍子 -6
10 李英美 -4
10 横峯さくら -4
10 川原由維 -4
10 鬼沢信子 -4


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